since 2004

2005.04.06 J @ SHIBUYA-AX

J Hello,my new eternal frame -un-divided three shot-

Date:2005.04.06

Place:SHIBUYA-AX

社会人になって初、会社後のライヴ。18時まで研修で、ほんとは日誌書いて帰らなきゃいけなかったんだけど、それどころではなく、ダッシュ。こうだから自分は社会人には向いてないんじゃないかなと思う。何につけても、ライヴは最優先。
着いたのは多分18時半くらいだった。当然もう整理番号は全部呼ばれてる。でもそこはJのライヴで、まだ外に残ってる人も結構いた。奥のロッカーが僅かに空いてたので急いで着替えて(何とスーツだった)中に入る。さすが東京。人の入りは名古屋や大阪の比じゃなかった。でも空間がやたら広いように感じるのはAXの作りの問題かな。今会社の合宿中で、合宿所のウィークリーマンションにはちゃんとスニーカー持って来てたのに、普通に職場に持っていくのを忘れて、靴だけ革靴。ストラップので壊れやすいので今日はあんまり前に行けない。とか思ってたのに、いつもの習慣で中央へ。結局終わるまで中央のバーの真ん中ら辺にいたよ。特等席だった。バーとバーの隙間に入り込んだので、前に人がいない。J君の真正面。障害物なし。丁度左手にダイバーを上げる人達がいたのでその点では圧迫とかあったけど、でも前のほうよりはやっぱりずっと楽。足を踏まれる心配がなかったのでよかったし。
セットリストはやっぱり同じだった。スコットのソロはスタンディングあるやつ、フランツのMCは「私の名前は『フランツです』」だけだった。藤田さんは搬送用のカートに乗って登場。サルの真似。いつもよりハイレベルなギャグに会場大ウケ。
J君は喉が枯れてた。ひどかった。歌が途中でかすれることもあった。MC中に咳き込む場面もあり、ヤバイなと思った。去年の夏、J君が歌えなくなったのを思い出す。あんま無理しないでよ、J君、お願いだから。J君があたしために頑張ってくれる姿は、愛おしいけど痛々しい。
普通のヴォーカリストだったら、こんな状態でライヴはやらない。ヴォーカルは喉が命だから。でもJは違う。Jはヴォーカリストではない。勿論、ベーシストなんだけど、そう言う意味でもなく。彼がライヴでうちらに聴かせているのは、歌ではない。歌は歌えなくなっても、あの空間には、代わりに歌ってくれる何百のオーディエンスがいるわけよ。単に演奏と言うことでもない。単にパフォーマンスということでもない。J君がライヴでうちらに与えてくれてるものは、そんな、目で見えたり耳で聞こえたりするものじゃない。J君がステージに立って一生懸命歌を歌ったり、ベースを弾いたり、MCをしたり、会場をのせたりするとき、うちらはよく分かんないエネルギーをもらってる。パワー、かな。トランス状態になれる。狂うということに恐怖を感じない。解放、頂点、限界。そんな言葉が思い浮かぶ。勿論、生の音を聴くことでそういうものを得られるんだけど、でも直接的に演奏を「聴きに」行ってるって言い方は絶対に違う。音のクオリティは前提で、そっから生まれる力をもらいに行ってる。
だからJ君は喉がつぶれてもステージに立つ。本気だよ。だからあたし達も、本気でライヴに臨む。
久しぶりに、真ん中ら辺でライブを見てたら面白かった。自分が乗り切れたか否かはともかくとして、後ろからオーディエンスを見るのもなかなか楽しい。人が沢山集まると、本当に1つの生命体のように見える。ダイバーの横にいたから尚更ね。
まぁライヴ的にどっちが満足感があるかと聞かれたら、あたしは迷わず前を選ぶけどね。
ついでに、終わった後足元を見たらJピックが落ちてたので拾った。ベース弾いた跡の傷もしっかりついてて感動。

タグ: J live レポ

( Last-updated: 2011.02.20 23:38 )