2005.12.03 J @ CLUB CITTA'
J ken-factory.com presents dead start
Date:2005.12.03
Place:CLUB CITTA'
何だか不思議なイベントだったわ。サカグチケンはよっぽどいかれた人だと思う。
16:00開場/16:00開演予定だったので、16:00すぎくらいにCITTA'に入った。まずびっくりしたのが、フロアに入る流れ。何故かSTAFF ONLYの方が入り口になってて、狭い階段を皆で更新して入場。そして次に驚いた、というか「??」が浮かんだのが、既に始まってたパフォーマンス。ステージの上で女の子がショーツ一枚の姿で立って、どうも演劇をやってるっぽい。ということは分かったのだが、どう見ても下手。しかもロミオとジュリエットらしいんだけど、セットとかはなく、途中で監督(らしき人)の駄目だしが入って何度かやり直してるし。その時点で、練習をしてるのだということが分かったんだけど、一体何を目的としてるのか分からない。しかも途中で中断して、次のパフォーマンスに入っちゃったし。
まぁいいや。J以外の部分をあえて説明する必要もないだろう。とにかく、CITTA'の中はシュールな空間になってた。アートあり、ライヴあり、ペイントあり、プロレスあり、演劇(の練習)あり...。コンセプトはイマイチ掴みかねたのだが、なんとなく分かった。「dead start」。死ぬこと=新しい始まり、ということ。イベントとしての完成度はともかく、なかなかコアな人種の集まりだった。特に音楽。
Jの話をしようか。
あたしは一番後ろの左寄りのテーブルで友達とのんびり見てた。Jの前にやった女の子が去り際に「Jさんでます」って言ってもその場を動かなかった。テラいわく、「こういうときしか後ろで見る機会ないから」。だってそうでしょう?なんつって、単にめんどかっただけなんだけどね。
Jは突然出てきた。Jのライヴで見る女の子達もちらほらいたけど、男は殆ど見たことなかった。でも、Jが出てきた瞬間、会場が湧いた。「湧く」ってこういうときに使う言葉だな、と思う。「いぇーー!」Jがマイクスタンドに叫ぶ。真ん中ではなく、左手。あたしがいた丁度真っ正面だった。らしいね。Jはベーシストだから
全曲カバーだったよ、多分。残念ながらあたしは洋楽を知らないので、何の曲かとか分からないんだけど。パンクでした。明るい曲を、軽くなく、さらっと出来てしまうのがかっこいい。思わず笑顔がこぼれる。不思議だね、Jが出てくると笑ってしまう。嬉しくて、ぴょんぴょん跳び跳ねられる。
それまでおとなしく見てた人達が、冊を乗り越えて飛び出していくのはなかなか見物だった。Jもさぞ楽しかったことだろう。殆ど喋んなかったけど、楽しくて仕方ないというのがありありと伝わってきた。
この人はベーシストで、かっこいいかどうかが一番重要なんだ。勿論、上辺だけのかっこよさではない。
他に出てたバンドもなかなかレベル高かった。中には、もういいよ(-。-;)ってのもあったけど。
最後までいれなかったけど、久しぶりに髪を切ったJに会えてよかった。
( Last-updated: 2011.02.21 00:12 )