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2007.03.25 J @ 柏 ZaX

J '07 PREMIUM LIVE -Ready to Burn-5 SPECIAL SHOW CASE

Date:2007.03.25

Place:柏 ZaX

やるせない。なんだか切ない。もっとやれると思ってたのに。私はやれたけど、Jの喉は限界だった。高崎では結構出てたから、大丈夫かと思ってたけど、無理してたみたい。会場を出て、名前や連絡先を書いて、帰ろうとしたときに、ツアートラックの縁にJのローディさんが座ってて、目が合って、自分の気持ちが分かった。あぁ切ないんだと思った。足りない。今日は全力だったから。今日はもう、使い果たそうと思ってたから。
それでも歌ってほしいとは思ってなかったと思う。5箇所行って、序盤から結構やばいのは感じてたし、今日はもう、MCさえろくに喋れてなかった。最初から弱気で、「今まで4箇所やってきて、俺の声もこんなになってます。だから今日は、俺の出ない部分を補ってください」みたいなこと言ってたくらい。そりゃぁ勿論、そうすると思ったけど、まだ皆歌詞をちゃんと覚えてないせいか、あんまり歌う声は聞こえなかった。結果、アンコールはセットリストのアンコール1を吹っ飛ばして、PYROMANIAのみ。アンコール前にMASAのローディさんが他のスタッフに何かを言い回ってて、何かおかしいなと思った。皆了解してたけど。Jが出てきたら、「こんな声を聴かせてしまって申し訳ない」と何度も言う。そんなことないよ、と私は思う。それでもここにいられて、音楽に乗せて暴れられることが楽しいからいいんだよ。でもメンバー紹介の後に「帰るときに、出口で名前と連絡先書かせるようにしたから。まだいつとは言えないけど、今年中に、必ずまたここに来るから。こんな声なので、この後はアルバムの曲はできません」と発表。消えた。Walk AlongとSo High。一昨年かな?富山でもこういうことがあったんだね。私はいなかったけど、そのときのことを想像した。あのときも、皆に申し訳ないからって、Jは翌年、まぁ去年だ。夏のツアー、同じ日に富山に来た。
申し訳ない。耳に残る言葉。普段Jはあんまり言わない台詞。呆然としてしまった。
体中が痛い。自分がどれだけやったか分かる痛み。
仕方ない。次がある。来週のPyro NIGHTもある。だいたい、アルバムのレコーディングやってすぐのライヴ。
でも死ぬ気だった。死ねなかった。それが残念。次は死ぬからね、J君。春ツアーは容赦しないから。ちゃんと喉の状態万全できてね。

柏ZaXはものすごく小さいハコだった。元々200らしいキャパなのに、今日は300まで整番出てたっぽい。私は2列目にいたけど、開演前から「一歩ずつ前につめてください」ってスタッフの人の声。そんなバカなとは思ったけど、あのハコじゃしゃーない。ステージも超狭い。2列目でも手伸ばせばJのマイクスタンドに届くのに、同時に前に出たMASA君にも手が届く。スピーカーがすげえ近くて、サウンドチェックしてるときから皆「音デカ!近いね~」って言ってた。誰かが言ってたけど、ほんとに、小さいアマチュアバンドとかがやってそうなハコだった。そして誰かが言ってた。「横浜超えしたい」。私も同じ気持ち。このツアー、横浜があまりに良すぎて、後に続く水戸・高崎もそれなりに良かったのに、何か物足りなく思えてしまった。今日は超える。始まる前からそう思ってた。だからコールも遠慮なく、Jを呼ぶ声も、歌も妥協なく、やったつもり。でも虚しくなる。
序盤、また短い、って話になって、「しょうがねーだろ、これしか曲ないんだから!長さより濃さだよ!!濃縮されてるんだよ!!」と、Jまた半ギレ(笑)。いやいや、分かったから、そんなにキレないでよ(笑)。
アンコールで藤田さんが何もギャグをせずにスピーカーの裏に隠れちゃったから、Jが「どうしたんすか?」「や、ギター取りに来ただけ」「いつもと違うじゃないですか」「だって伊藤さんがスピーカーと一体化してるから」皆爆笑。確かに今日も伊藤さんずっとスピーカーの前にいました。
前半はあんまり記憶ない。やっぱOVER DRIVEが好きで、出だしの「3・2・1・GO!」ってとこで跳びまくったとか、コールかけまくったとか。もう歌詞なんてどうでもいい。動かせるだけ動かしてた。
In the Rainもやっぱ好き。Jがゆらゆら頭を動かして長い髪を揺らすのを見て、Sexyだと思った。頭と腰を振る感じ。ベースラインがほんとに印象的な曲なので、殆ど目を瞑って私もゆらゆらやってたのですが、時々Jのベース弾きに見入ってしまいました。後はスコットのドラム。途中の「now in the Rain~」ってとこでドラムがだんだん大きくなってくとこもやばい。
MIRAGE #9。やっぱ綺麗な曲。今日は歌いながらJ君やっぱちょっと笑ってた。光を背負ってるせいであんまり顔見えなかったけどね。この辺から声がやばくなってきて、私も一緒に歌ってた。結構静かな曲と思いきや、Jがノリノリなのが移って、皆結構頭振ったりしてた。ってか私もしてたけど。
心配だったGood Night。一番辛そうだった。高いからね。この曲こそ、皆で歌えればいいのにと思った。
でもJが必死に歌ってたせいで、今までの4箇所はこの曲の後に拍手だけで静かになっちゃってたんだけど、今日は皆必死にJを呼んでた。それが伝わったのか、今日はJは「しーん」とか言わなかった(笑)。
「次の曲で首の骨の1本や5本や3本や4本折っちゃってください!!」いや、そんなに首ないから。いつも足の骨でも誰もつっこまないから若干自棄になってる模様(笑)。この時かな?「『いけるかぁ!?』って言うともう声が出なくなっちゃうから、MASAお願い」ってMASAに頼んでた。そこでMASA君「Are you Ready!?」って聴いて、皆もWo~!!ってなったんだけど、Jはそれでは飽き足らなかったらしく、「ダメだよ、もう一度」ってダメだししてた(笑)。
Go Chargeやばかったねぇ。頭も振ったけど、跳びもした。コールもした。拳も上げた。私未だ嘗てこんなに体力使った曲があっただろうかと思うくらい動いた。だいたい今日は序盤からすげー熱くて、恥ずかしくもないのに文字通り顔から火吹いてたくらいだったのに。周りを盛り上げようと言うつもりはあんまりなかったけど、盛り下がるのは嫌だったのでひたすら動いてました。多分端から見たら完全に頭おかしい人だったと思う。普段あんまり真ん中の前の方って動かないからね。もう無我夢中ですよ。
続くNew Worldもやばい。でも横浜の方がやばかったかなぁ。コール途中で途切れそうだったし。でも「鳴らせ、鳴らせ、終わりのない鼓動」ってとこの前にJが「ほら来いよ!」みたいな仕草をしたので火がついたね。まさかこの曲でアルバムの曲最後だとはそのときは思ってなかったけど、今思うと間奏のコールのときJ君あんまり煽らなかった。結構限界に来てたのかも。最後のLet's go!ってとこは調子よかったんだけどね。
唯一のアンコール、PYROMANIAは皆ヤケクソで飛ばしてたけど、間奏で、空気が薄いのか、皆ライターつかなくて困ってた。多分、不完全燃焼の人多いんじゃないかな。何かボーっとしてしまう。

柏にまた来てくれると約束してくれたので、もしかしたらまた夏くらいに関東ツアーあるかもしれんね。分からんけど、今年はライヴやりまくるって宣言してましたから、それくらいしてくれないと(笑)。喉が続く限り全うしてほしい。
何かMCで面白いこと言って、これは覚えておかなきゃと思ってたのに忘れちゃったわ。ほんと自分の記憶力のなさにうんざりします。「アルバムを出してこんなにすぐにツアーやるなんて、初めて?2回目?」って言ってたときの口調が何かすげー可愛かったのに、それも忘れちゃったよ。どうしよーもねーな。
声の出ないJを労ってスコットが、自分が歌う、とか言ってた。それに対してJは「あのドラムは俺は叩けねーな」と笑ってた。
元気のないJ君。アルバムのこと、ツアーのこと、いつもと同じように喋ってたような気がしたけど、そんなことなかったのかも。気づけなかった。必死だったので。
あ~まじ体痛い。

タグ: J live レポ

( Last-updated: 2011.02.21 23:59 )