2008.05.04 LUNA SEA @ 味の素スタジアム
LUNA SEA hide memorial summit
Date:2008.05.04
Place:味の素スタジアム
昨日、今日と色んなアーティストが参加され、本当に夢のような時間でした。正直全ての時間をさらい直すのは無理ですし、私は結局のところ一介のSLAVEでしかなく、Xはspread beaverを含む他のアーティストの事を語ってみても多分事実の列挙にしかならないと思いますので、今回はLUNA SEAだけに焦点を絞りたいと思います。
や、すごかったんだよ。昨日もだし、今日のオブリも、Xも。
今日のタイムテーブル。
[sub] heidi.
[sub] 東京ヤンキース
[sub] LADIES ROOM
[main] Dir en grey
[sub] the underneath
[sub] D'espairsRay
[sub] MUCC
[sub] OBLIVION DUST
[main] LUNA SEA
[main] X JAPAN
hide兄のためだけにこれだけのバンドが復活をとげ、集結したということがびっくり。東京ヤンキースといい、LADIES ROOMといい、私なんかには絶対に見れないだろうと思ってたバンドまで集結。まるで同窓会のようなイベントになった。
何かもう、LUNA SEA復活とかそういう次元を超えてる気がした。
一応復活なんだけどね、そんなことにとらわれてるのがちっさいことだと思った。
そう、LUNA SEAが出てくる直前、興奮が高まるうちらに、突然Jの怒声?じゃねーな、ドスの利いた、明らかにJのものと分かる声が聞こえた。後で考えると他のメンバーの声も混じってたはずなんだけど、Jの声しか殆ど聞こえなかった。そうです。気合いれ。聞こえたの。びっくりでしょ。それだけでもう興奮のメーターが振り切れた。
LUNA SEAは殆どMCなし。SCANNERの前に、隆が、精一杯の感謝と、リスペクトこめて、って言ったくらい。あと、最後のUP TO YOUの前に、次で最後ですが、ここから始まります、っと謎の発言をしたね。意味があったのかは謎。あいつ思わせぶりなこと平気で言うからな。
セットリストは以下。
PRECIOUS...
G.
Dejavu
SLAVE
BLUE TRANSPARENCY
SCCANER
IN SILENCE
ROSIER
TONIGHT
WISH
UP TO YOU
すごいでしょ、このセットリスト。この前できなった曲を集めました、って感じ。
ROSIER、TONIGHT、UP TO YOUときて思ったこと。このバンド、どうしてこんな思わせぶりな終わり方をするんだろう?この3曲とも、一瞬終わったかのように見せかけて、実は続きがある、って終わり方をする。お陰で多分、LUNA SEAのライヴを知らない人たちはついてこれてない。RYUのMCもそうだけど、終わり=始まり。それを身をもって体験させられてる気がする。いつもそう。終わらない。∞。
私はね、RYUちゃんの発言は実はあんまり信用してないんだけど(長年RYUスレだったので逆にね)、LUNA SEAのライヴ全体に流れる物語というか、意味?はすごくよく考える。ここでそのセットリストを選んだ意味、理由。考えすぎなのかもしれないけど、いつも何かある気がする。
新鮮だったのが、JとINOの絡み。最初の方だったと思うけど、JとINORANが二人で向き合って弾くシーンがあって、しかもJ君がINORANを追っかけるように二人でくるくる回ってたのが印象的でした。 あとはこれも何の曲だったか思い出せないけど、SUGIちゃんがRYUちゃんのマイクにくっついて一緒にコーラスしたり、懐かしかった。
メンバー4人でRYUの周りに集まって演奏したりね。 そう、UP TO YOUで必要以上に悲しくなった理由が分かった。UP TO YOU聴いたとき、思わず涙があふれた。その前のRYUの言葉とか、久し振りのLUNA SEAだからとか、そんなこと関係なく、何も考えてないのに涙が出てきた。最後に、いったん終わって、真ちゃんのドラムからまた始まるとき、あぁこの感覚、覚えてると思った。いつだったか思い出せなかったけど、この曲で、この感覚、真ちゃんがここでドラムを叩かなければ、この曲は終わらない、LUNA SEAも終わらない、という思い。確かに前にも同じこと考えた。
昔のセットリストなんて覚えてなかったから、お家に帰ってから過去のセットリスト洗ってみた。そしたら、やっぱり、というべきか、FINAL ACT 2日目。最後のWISHの前が、UP TO YOUだった。
記憶じゃない、感覚。体が覚えてた感覚。すごいね。こんなにも鮮明に、あのときのこと思い出すなんて。頭じゃ覚えてなかったのに。
それ以外の曲は、ほんとに楽しかった。この前のONDのときみたいに、精一杯楽しんでた。これでまた当分、もしかしたら永遠に、LUNA SEAのライヴにはいけないのかもしれないと思ったら、楽しむことのほうが優先だった。センチメンタルになってる余裕なんてない。あたしの感覚に刻み込まれたLUNA SEAを最大限に吐き出すだけだと思った。
XのアンコールでSUGIちゃんが出てきた。I.Vで。すごい曲だなと思った。確かにSUGIちゃん馴染んでるし、コーラスはXのメンバーより大きいくらいで、しかもあの人コーラスきれいじゃない?すごいしっくりきた。SLAVEの私が言うのもなんですが。あんまりこの話題に言及したくないんだけど、あえて言わせてもらえば、SUGIちゃんはhide兄の代わりにそこにいたわけではなく、多分本人も代わりになろうなんて露にも思ってなかったと思うし、hide兄の代わりなんて何処にもいない。SUGIちゃんはただ先輩バンドのXの曲を完全にするためにそこにいて、そんでもって完璧なまでに溶け込んでしまうのはあの人の性分で、Xだからとかではない。溶け込めないんだったら多分最初から引き受けてなかったと思うし。だからSUGIちゃんのプレイはすごいかっこよかったけど、私から見ると、SUGIZOらしいなって感じでした。
で、その後YOSHIKIがhideちゃんのイエローハートを持ち出し、ドラムは真ちゃんに交代。私的にこれが一番レアだった。YOSHIKIのドラム叩いちゃってるよ、真ちゃん。いいの???って感じでした。その後RYU、INORAN、Jも出てきて、突然RYUが「YOSHIKIさん、LUNA SEA叩いてくださいよ」と言い出し、一瞬、へ??何のこと??叩けと?つぶせと??と一瞬頭のなかぐるぐる。ドラムのことだと合点が行って「えーーーーーーーー」(と思いつつものりのりだった私)。始まったのはBELIEVE。まさかのセッション・びっくりだよ、もー。JやINORANはもういつものライヴみたいな自己主張はあんまりなし。まぁそうよね。大先輩バンドだもんなぁ。
それから西川君とかRIZEとか昨日出たバンドも総出演でXをやりました。初めてのXジャンプでしたが結構楽しかった。
「無敵」の旗振りかざす総勢約60名が左右に走る花道にずらっと並んで、もー夢のよう。まさかこの光景をこの年になって見れるとは思ってもいなかった。Pyroの私としてはJを一生懸命探してみたけど、いっぱいいすぎて何処にいるのかよく分からず(基本的にドラムの下手にいたけど)。すげー圧巻。LUNA SEAのメンバーも多分懐かしさでいっぱいだったんじゃないかな。動画でしか見たことなかったこの光景。この場に参加できてることだけで胸いっぱいでした。hide兄ありがとう。貴方が結び付けてくれた絆、軌跡。貴方のsummitじゃなかったら、こんなこと多分おき得なかった。貴方のsummitだったから、LUNA SEAはYOSHIKIがBELIEVEを叩くことを容認できたし、YOSHIKIも真ちゃんが自分のドラムを叩くことや、ギターを弾くことを許せたんだと思う。hideちゃん。本当に貴方は巨大な存在。貴方を失ったこの音楽シーンを悲しくも思うけど、でも貴方のためだけに、これだけ多くの人が集まり、これだけ無茶な遊びがまだできることを嬉しくも思う。Extasy Summitとhideちゃんを直接的に結びつける気はないけど、こんな巨大で楽しいお祭りを用意してくれるのは、貴方以外にはいない。貴方のためじゃなかったら、YOSHIKIだってここまでの企画はしなかったと思う。ありがとう、hide兄。
ここまで書いてきて、Pyroの私が殆どJの行動に触れてないことが分かりますが、やっぱLUNA SEAはLUNA SEAであって、あたしが好きなのはLUNA SEAのJ以上にJであり、J以上にLUNA SEAなんだと思った。LUNA SEAのメンバーで誰が一番好きか?という質問に私は間違いなく「全員」と答える。RYUも、SUGIちゃんも、INORANも、Jも、真ちゃんも、皆好きだよ。5人集まって初めてLUNA SEAだよ。あたしはLUNA SEAが好きだよ。
余談ですが、私は上手にいましたが、JもSUGIちゃんも、INORANまでもがよくこっちに来てくれたのが嬉しかった。最後YOSHIKIのスティックが大放出で、YOSHIKIがJ君に「これ投げろよ」といわんばかりにスティックを渡してた。それを持ってJ君、西川君とじゃれあいながら花道を歩いてた。
あ、あと、RYUちゃん歌詞間違いまくってた。自分の曲だけならまだしも、SCANNERでさえ間違ってたし、あと音がやっぱあんまりよくなくて、時々ギターの音が出なくなったりしてたのが残念。まぁあそここはライヴ用の会場ではないからね。
改めて感じたこと。
あたしの音楽の原点はLUNA SEAであり、そして今も変わらず、原点から一歩も離れていないということ。
Jが好きだったり、INORANが好きだったりはするけど、最初に好きになったRYUちゃんの歌が好きなのも相変わらずで、LUNA SEAという偉大なバンドが好きだということが全く変わってない。中1のときに、もう13年前になりますが、初めてLUNA SEAを知った頃から、何も変わらず、LUNA SEAを愛してます。あたしの体全部LUNA SEAだと言ってもいい。Xでもオブリでもなく、LUNA SEAが好きです。これからもずっとずっと変わらない。
( Last-updated: 2011.11.27 17:00 )