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2012.03.08 LUNA SEA「THE ONE -crash to create-」試聴会 FULL MOON CONTACT "THE ONE" @ ユナイテッド・シネマ豊洲

LUNA SEA FULL MOON CONTACT "THE ONE"

Date:2012.03.08

Place:ユナイテッド・シネマ豊洲

LUNA SEAの12年ぶりのシングル、『THE ONE - crash to create -』の試聴会に行ってきました。

参加できるのは、LUNA SEAのFC、SLAVEから50名、一般で30名。

絶対当たらないだろうと思いつつも駄目元で送った葉書がまさか選ばれた30枚の中に入ってるとは。
一生分の運使い果たしたんじゃないかと思った。


場所はユナイテッド・シネマ豊洲。
豊洲って初めて降りた。


集合時間ぴったりくらいに着いたら、既に人は2,30人の人。
高い当選倍率のせいか友達連れらしき人たちは殆どおらず、皆一人で黙って待ってる感じ。

待ってたらすぐに受付始まった。

映画館の入り口の前に作られた受付のテーブルの横には、今回の試聴会『FULL MOON CONTACT "THE ONE"』と書かれたポスターが飾ってあった。

受け付けはSLAVEと一般に分かれてて、私は一般だったので葉書と身分証明書をチェックしてもらって、座席番号が書かれたカードを受け取った。
葉書に席はランダムに決まる的なことが書いてあったんだけど、シャッフルされたカードを裏っかえしに置いておいて、それを順番に渡していってるみたいだった。


SLAVEで当選された方々はカードの他に「LUNA SEA」と書かれたシルバーのステッカーもらってた。

この用途は会の最後の最後に分かって、終わった後にSLAVEの人達だけに感想のコメントをもらいたかったみたい。
スタッフさんが「感想にご協力いただける方は私のところまで来てください。メンバーも見ます」ってアナウンスしてた。

会報か何かに載るのかな?

自分がSLAVEで当選してたとしても、果たして終わった直後に感想を話す余裕があったかどうか...。
直後に言葉で感じたことをまとめられた人はすごいと思う。


会場は、スクリーン2(http://www.unitedcinemas.jp/toyosu/seat/02.html)。
100人ちょっとのキャパのスクリーン。

観客は、招待されたファン80人+関係者らしき皆様。
ちゃんと見てないけど、空席は殆どなかったと思う。

でも、ただでさえ知り合い同士の人少ない上に席もランダムだし、映画館って普通に映画見に行っても結構静かだから、殆ど誰も話してなくて、シアター内はすっっっっごいシーーーーーンとしてた(^^;

入場前から既に緊張しまくってたのに、会場入って更に緊張に拍車をかける静寂w
友達は「耐えられない」って廊下に出て行ってました。

だよねぇ。
いつもはライヴハウスとか思いっきり騒げるところに居るのに、何このギャップw


始まるまで待ってたら、入口から関係者らしき方が入ってきてた。
きーちゃんもいた。
増田さんは中では見かけなかったけど、終わった後会場でた時にお見かけした。

あとは顔分かんないけど、TwitterのTLにいらっしゃる方も数人いたっぽい。

ロビーにJのマネージャさん(上村さん)もいたし。杉ちゃんのマネージャさん?もいたらしい(私は見てない)。


開始時間になる5分くらい前に浅井さんが颯爽と登場。

そっから挨拶とか拍手練習。

曲の再生中は是非立ってください、って話もこの時にあった。
ニコ動とかでは「後ろから来る音も感じられるように立ってください」って省略して言ってたけど、始まる前の説明では「皆さんが座ってるシートは背もたれが高くなっていて後ろから来る音を遮ってしまうので、曲の間は是非立って聞いてください」って言ってた。
勧めてるような口調だったけど、半強制っぽかったw


21時になってからの進行は動画のとおり。

クイズは皆答え何となく分かってても周りの反応見て拍手しなかったりw
途中から隣の子と答え教えあって何人かで拍手してました。


私の席は浅井さんを正面から撮ってるカメラの真後ろだったので、動画を少し遠目に見てる感じでした。
(浅井さんの椅子は下手にあって、カメラはセンターから斜めに下手を向いてました)


最初に圧倒されたのは玉アリの映像。

ほぼセンターの2列目で前に人がいなかったせいもあり、視界がほぼ全てスクリーン。

でっかいスクリーンてやっぱ迫力が違う。
視界いっぱいの隆ちゃんの顔(笑)、Jの靴(笑)
アリーナの最前にいるような錯覚を起こした。


このバンドは大きな会場が似合う。

そう思うのは、そういうところでばかり見て来たからだろうか?

ロスの3Dもよかったんだけど、ドームやアリーナクラスのライヴ映像は、
映像からでもその場の空気が張り詰めてるのがすごくよく分かって、それだけでも自分がその場にいるかのような気になる。

そして月光にはやっぱり圧倒される。
戦慄する。

体で覚えてるLUNA SEAのライヴが始まるときの高揚感がそのまま再現されてた。

Dejavuでは前のめりになって見てた。

また、今度は東京でのライヴを、3Dじゃなくてもいいから、映画館でやって欲しいな。



見終わって、再び浅井さんのトーク。

どうしてレコードサイズのジャケットにDVDが入ってるのか、って話など。
言われないと分からないことなので、そういう話はすごくありがたい。


ニコ動で「お前の話はもういい」って言われてるなんて浅井さんの自虐?トークに爆笑して(浅井さんは足元のモニターでニコ動見てたみたい。会場はいたって穏やかでした)、いよいよメインイベントへ。




これは、会場にいた人もPCやスマホの前にいた人も同じだったと思うけど…イントロを聴いて震えました。

あまりにLUNA SEAで。

ドキドキ感。
すっごい緊張してる時みたいにガクガク震えてた。


今まで何十曲もLUNA SEAの曲を何十回、何百回と聴いてるけど、いきなりそれらが全部周りから押し寄せてくる感覚。


あんまり、音響のことは詳しくない。

映画館で映画を見るときに、何処の映画館が音がいいから、とか、そういう理由で映画館を選んだことはない。

でもたまたま、このイベントの2日後に別の映画館で映画を見る機会があって、今回のイベントの音のすごさを思い知った。

全くど素人の私が聴いても明らかなくらい、音がすごかった。


今まで聴いたどの音よりも、何ていうか…自分が曲のど真ん中にいる感じ。

でも、ヘッドホンやイヤホンをつけてる感じでもない。
(まぁうちのイヤホンも音響機器も決していいものではないのですが)

もっともっと奥行きのある音。

ライヴとも違う。

もっと、音に距離感があった。

3Dの映画と同じかもしれない。

映画でも時々、音がやたら近く聞こえたり遠くに聞こえたり、まるでその場にいるような臨場感があることがあると思うけど、あれと同じだと思った。

スピーカーから流れる音ではなくて、周りにメンバーがいて演奏してる感じ。

目を閉じて聴いてると、あ、ここにINORANがいて今ギターをこんな風に弾いてる、とか、杉ちゃんが手を天に伸ばしてる、とか、そういうのが見えてくる。

その距離も、一定ではなくて、INORANは少し奥の方に下がったり、隆ちゃんは前に出て来たり。


今イヤホンで曲を何度聴いても同じ感覚になることはない。

これが音の力なのかと思った。

増田さんが前にツイートしてた、音質の価値?みたいな話、ほんとによく分かった。
全然違う。

今まで聴いてたのは何だったんだろうって。

勿論、音の良さだけが音楽の価値じゃないけども。

私はあんまりいい音とか分かってないと思うけど、ルームシアターほしくなった。5.1ch再生できるやつ。
ほんとに。

こんな音があるならずっとこれで聴いてたいよ、って音。


当選したことの幸運を感じた。

こんな音聴いたことなかったから、正直そこまで変わらないだろ、って行くまでは思ってた。



ずっと目を閉じて聴いてたんだけど、自然と涙は溢れて来てた。


集大成みたいだよね。
THE LUNA SEA。

この曲を待ってた気がしたよ。

後で思ったことだけど、97年の充電期間のときに、「一人一人がソロを通して個を磨いて帰ってきたらすごいものができる」って言ってた。
それを思い出した。

十年以上の時を超えて、最もLUNA SEAらしい曲がやっとできたと思った。

うまく書けないんだけど、あの時こういうことがやりたかったんじゃなかったのかな、って。
別にあの時のソロが無駄だったとかいうことではなく、今の5人だからこそできる音っていうか。

THE ONEを聴いて、正に5人がぶつかり合ってると感じた。
そして、十数年前よりずっと、溶け合ってると思った。


不思議なことに、終幕前にリアルに見てた頃よりずっとLUNA SEAらしいと思った。

これが、12年ぶりのシングルになる新曲だとは思えないくらい。


すごいよね。
あんまり他のバンドのことはよく知らないから比較はできないけど、十年以上の期間を空けてるのに、同じ音を奏でられる。
しかも、更にパワーアップして。

LUNA SEAにとってこの十数年はブランクなんかじゃないんだと痛感した。

変な言い方だけど、充電期間だったんだとさえ思った。

「解散」じゃなくて「終幕」だったんだ、って。



ちょっと聴いただけで、歌が入ってないところだったとしても、LUNA SEAの曲だってすぐ分かっちゃうよね。

ほんとにすごいよ。

待っててよかった。

LUNA SEAの想い出は悲しいことも多いんだけど、この曲はそんな悲しみすら飲み込んでくれる曲な気がする。




全体を聴いて、壮大なドラマだと思ったけど、残念ながら私の貧弱な想像力では宇宙とか雨の森の小道とかそんな映像しか浮かんで来ませんでしたf^_^;)


浅井さんが歌詞を読んで欲しいって言ってたけど、ちょっと聴いただけでも、歌詞もLUNA SEAの詩、LUNA SEAとSLAVEの詩だって分かる。
5つの魂とか。

でもレコードサイズ予約してるから買ったらちゃんとアクリル板で歌詞見るよ。
(最近CD買っても全く歌詞カード見ない人)



個人的に1番好きなのは、イントロの歌い出し。

RYUの声に鳥肌が立った。

ちょっとオーバーな言い方をするけど…今まで聴いたことのある曲の中で1番綺麗な歌い出しだと思った。

RYUの歌と演奏がこんなに綺麗に重なった瞬間、今までになかったかもしれない。
何度聴いても涙が出る。

RYUが本当に自由な気がして。

RYUの声そのものが、一筋の光に見える。

インパクトが半端ない。


イントロの不協和音も好き。

それから、初めの方や最後に出てくるメロディの中の、ジャジャジャジャンの後に来るギターの音が跳ね上がるところも大好き(伝わらないですね。すみません)。

不協和音もギターの音も、少しNOWHEREに似てる。
要するにこういう音が好きなんだなと自己分析してました(^^;;

後半の曲が転調した後の、そのギターの音が1番泣けた。

多分私にとって、幸福の象徴みたいな音階。



残念だったのはベースの音があんまり聞こえなかったこと。

イヤホンで聴くと拾えるんだけど、会場にいた時はあんまり聴こえなかった。

でもそれでも、曲を根底で支えてるってことは分かるけども。



皆さん仰ってますが、22分って思わないですね。

行く前は、途中寝ちゃうかもとか失礼な懸念をしてましたが、全くそんなことなく。
寧ろ、え、もう終わったの?って感じ。


まだまだ全然覚えられてないんですが、メンバーの言葉通りにライヴでやる頃までには、ちゃんと覚えられてるくらい聴きたおしたいな。



イベントの終わりは結構あっさりでしたが、聴き終わった直後は暫く動けずぐったりしてました。
いい意味ですごい疲れました。
魂すり減らした感じ。

他の方もほぼそんな感じで、終わってもやっぱり始まる前みたいに静かでした(笑)。


最初にも書きましたが、SLAVEが感想を募集してて、でも私はこの感情をどう言葉で表現していいか全く分からなくて、多分聞かれても何も答えられないだろうと思った。

沢山の感情が入り混じってて、とてもまとめられない。

すごいエネルギーを使いました。



なんて悪い意味にとらえられてしまうようなこと書きましたが、素敵なイベントだったと思います。

参加することができて本当に幸せでした。

いつかお金に余裕ができたら音響機器(というか多分ルームシアター)ほしい。



どうでもいいけど、最後のメンバーの映像のJの微妙な表情に和んだ。
笑いを噛み殺して真面目な表情作ってるような顔してた。
LUNA SEAのJは最近毎回こんな感じだね(笑)

タグ: LUNA SEA レポ

( Last-updated: 2012.03.13 07:46 )