2005.01.14 FAKE? @ 大阪BIG CAT
FAKE? TOUR OF LOSING TOUCH -FINAL-
Date:2005.01.14
Place:大阪BIG CAT
大阪ってすごいねぇ。ほんとに皆強いよね。って言い方をすると大阪の方に失礼かもしれないけど、でも貶してるわけじゃなくそう思った。大阪初参戦。前回のツアーのラストの神戸のときに乗換えをしたのが初上陸だったけど、それ以外は観光で来たことも、他の人のライヴで来たことも全くない。今まで、ずっと避けてた。何かごみごみしてて、あんまり魅力を感じてなかった。友達も、京都とか滋賀とかは結構いるのに大阪の人は全然いないし、ライヴも東京くらい人が入るのは目に見えてたから、あんまり楽しめないんだろうな、と思って、J君のツアーも大阪はあえてはずしてた。今回行く気になったのは、東名阪だから仕方なかったから(笑)。
実際街の雰囲気はあたしには向いてないと思った。ごみごみしてる。っていうと、田舎者みたいに聞こえるかもしれないけど、根っからの横浜っ子です。東京もごみごみしてるけど、東京は好き。慣れもあるかな。
神戸のときも大阪の駅で迷った。今回も心斎橋で降りてから会場に着くのにさんざん迷い歩いた。行き過ぎて道頓堀まで行ってしまった。今回は名古屋→大阪と、近鉄線の急行でのんびり4時間かけて辿り着いた後だったので、いきなりいっぱいのものが濃縮された空間に着いてしどろもどろしてしまった。因みに、帰り高速バスの乗り場(神戸のときにも一回使ってる)に辿り着くまでにも、梅田の駅で迷った。相性が悪いのかも(*_*)
でもライヴは楽しかった。KENが名古屋よりずっと元気だった気がする。INORANは心持ち大人しかった。でもKENよりお客さんの方が元気だった!
パブロの髪型がおかしかった。関西人だから大阪の地に興奮してる!?と思って(笑)。いや、ほんとに変だった。
あたしは初めてKENが喋ってるのを見たとき、「この人イギリスと日本人のハーフのくせに、大阪人みたいだなぁ」と思ったんだけど、この日のKENは本当に関西人っぽかった。大阪大好き!!って感じの狂い様だった。前から動きが変だとは思ってたけど、いつも以上...(笑)前回のラストの神戸のときも、実はその後に大阪に移動して打ち上げやった、とか、大阪大好きモード全開でした。
これからアルバム作りに入って夏にツアーをやります。という話になったときに、KENがINORANを見て「できるかどうかはこの人次第...」とニヤニヤ。INORANもニヤニヤ。観客はINORANコール。勿論あたしもINORANを呼び続ける。「何か今年はやるらしいから」とKEN。NO NAME? PRIVATE?#2に参加した人間には、INORANの「来年はやります」の言葉が新しい。FAKE?にソロ、あと隆ちゃんと葉山さんとの新しいサウンド。ほんとに、今年は何をやらかしてくれるんだろう...。今までマイペースにのんびりやってたイメージのあるINORANがJみたいなことを始めたらちょっと面白い。でもそれじゃINORANじゃないからちょっと嫌かも。FAKE?もちゃんとやってくださいね、お兄さん。ほんとに、待ってます。
オープニングはCLASSIC。INORANがギターを持って座った時点で、あたしの興奮はいきなりピーク。CLASSIC大好き!!Praiseの2曲目で初めてCLASSICを聴いたときはイントロに思わずプッて噴出してしまった。春のO-EASTで聴いたときも、最初っから爆笑してた。でも今は、大好き。
ラストTAST MAXIMUM。イントロで、本日大人しめだったINORANが前に出てきて弾きだす、のかと思ったらなかなか弾き始めない。手を振りかざして客を煽る。「もっと!」「もっと!!!」実際耳には聞こえないんだけれど、INORANはそう叫んで、自分のテンションと客のテンションを一気に上げる。
FAKE?のライヴは、「あ、もうそろそろ終わりかも」って思った頃に本当に終わる。UTOPIAやPraiseをやると、もうラストは近い。LUNA SEAは、ライヴの最後はいつも感動的な曲で飾った。それまでは激しめの曲をやって、アンコールのラストだけはちゃんと落ち着いた。でもFAKE?は絶頂まで持っていって、そこでやめる。Praise、HERE WE GO、UTOPIA、SOMEDAY、TAST MAXIMUM、上げて上げて上げて、KENの「SEE YOU NEXT TIME. GOOD-NIGHT」という台詞で終わる。あとには気持ちの高揚が残る。
なかなか素敵なライヴだった。いつもより体力使ったけど、いつもより濃厚だった観客と、いつもより水を多くばらまいてたKENと、いつもより丁寧なギターを弾いてくれたINORANに、感極まって、終わった瞬間立ち眩みがした。こういうのがいい。限界なくらい暴れられるのがいい。前回の小さなハコでの人の少ないライヴもあれはあれで楽しかったけど、ぐっちゃぐちゃになって真冬の外に出てもまだ熱が冷めやれないくらいなのもいい。楽しかった。
( Last-updated: 2011.02.20 23:15 )