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2005.08.06 LUNA SEA @ Shibuya O-East

LUNA SEA LUNA SEA FILM vol.7 DEBUT TOUR 1992 IMAGE or REAL

Date:2005.08.06

Place:Shibuya O-East

何て言うか、時が経つのは早いなと思ったよ。
IMAGE OR REALツアーは1992年で、この年彼等の殆どが22歳だった。今あたしは22で、当時の彼等と同じだ。色んな22歳がいるなぁと思う。あたしは今何とか就職して何とか社会人やってるけれども、その頃奴等は日比谷の野音のステージに立ってた。今のあたしじゃ日比谷の野音には立てないし、ステージの上の当時の5人は、今あたしの周りにいる同年代の誰よりも大人びて見える。お前は何をぼやぼやしてるんだ。そんな風に言われてるような気がした。
FILMに関しては相変わらずモチベーション低いあたしは、14時半過ぎにEASTへ。上映する内容が内容だけに、今日は皆いつもより気合入ってるように見受けた。SLAVE代表取締役園山氏曰く、今回の上映内容変更は、単純に、野音のビデオが見つからなかったかららしい(笑)。そんなぁ~。
1本目はVHSとDVDのIMAGE or REALをちょこっと編集したもの。しかし随分見てなかった&さすがに自宅でTVとかPCで見るよりずっと迫力があり、初めて見たかのような臨場感だった。FATEで始まった瞬間からあたしはニコニコで、RYUスレに戻ってた。実はIMAGE or REALのVHSはあたしはあんまり好きじゃなかったのね。ビデオで見ると音悪いんだもん。ずっと、席のあるライヴしか行ってなかったあたしは、1995のドームのライヴのビデオが一番好きだった。しかし。今日大画面で見て、何だこいつらは、と思った。13年前、22,3歳の若僧達がこんなライヴをやってたんだ。後になればなるほど、LUNA SEAのライヴは過激さを減らしていったけど、LUNA SEAがライヴバンドだと言われる所以がものすごくよく分かった気がする。今のインディーズシーンを見ても、こんな力強いライヴをやるバンドは何処を探したっていないだろう。今は、馴れ合いの時代。皆、元々あるレールの上を歩いてる。皆、本気じゃないんだよ。自分の人生を投げ打って音楽をやってるって感じがしない。音楽をやめても、何もなくなったりしない。当時のLUNA SEAのライヴからは、彼等が本気で、音楽以外にやれることはない感が伝わってきた。本当に、ライヴを楽しんでる。ぶつかってる。体当たり。あたしももう10年SLAVEやってるけど、初めて見たLUNA SEAの一面だった。5人とも、楽しそうだし、夢中だ。妥協がない。このバンドが、でかくなった理由はよく分かる。
だいたいRYUちゃん細すぎだし...。J君もノリノリだし。INORANまで動きまくってるし。メンバー全員、演奏しながらヘドバンしてるからね(笑)。この人達は、本当に音楽を愛していて、自分達の音楽を信じてて、酔いしれてる。22歳なのに(笑・しつこい?)。気取ってない。これが、LUNA SEAだ。
2本目はAfter the IMAGEの野音。メンバーの当時のコメントとかあった。
何が一番印象的かと言うと、真ちゃんの笑顔。ドラムソロのとき、終幕前数年の真ちゃんはものすごく男臭く、「もっとこいよー」を連発してたけど、このときは喋らず、ジェスチャーで「もっときて(はぁと)」って感じだった(笑)。可愛すぎなんですけど!!でもドラムは相変わらず力強い。何かねー、LUNA SEAは間違いなくヴィジュアル系という分野に属するはずなんだけど、見てると今のヴィジュアル系とは全然違うんだよね。かっこいい格好をすることがメインなのではなく、音楽に見た目の派手さがくっついてきたんだと思う。だって似合いすぎだもん。 RYUも異様にノリノリだった。揺れ方が変なの!一緒に行った友達と笑ってしまいました。みんなの歌とか歌ってそうなノリだった。でもRYUちゃんはやっぱりRYUちゃんで、歌が上手い。今じゃ考えられないガラガラ声で歌ってるんだけど、しっかり腹から声が出てる。今、こんなヴィジュアル系バンドはいないんじゃないだろうか。LUNA SEA成立当初、町田のプレハの店長さんは「こんなのはロックじゃない」と言った。それは正しいと思う。確かに、LUNA SEAの音には前例がない。完全にLUNA SEA WORDなんだな。
あたしは画面から目を逸らせなかった。ヘドバンも手振りも叫ぶことさえもしなかったけど、気分は完全に終幕前に戻ってた。あーこの頃LUNA SEAを知ってたらよかったなぁと思う。つっても当時私は小学生ですが。あのライヴでヘドバンできたら楽しかっただろうなと思った。
二度と戻れない、大切な時期がある。LUNA SEAは、12年の年月を生きてきた。ずっとずっと、LUNA SEAはLUNA SEAだ。そういうことを、再確認した。

タグ: LUNA SEA LUNA SEA FILM

( Last-updated: 2011.02.20 23:50 )