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2005.08.12 J @ なんば Hatch

J DIVE to the SUN

Date:2005.08.12

Place:なんば Hatch

これをヤバイと言わずに何と言おう…や、ライヴのこととなるとあたし始終ヤバイ×2言ってる気もするが。でもほんとにやばかった!あたしの、そんなに長くないPyro歴の中でも稀に見る出来事。
ぶっちゃけ、大阪は好きじゃない。恐いんです。あの攻撃的な感じ。青森でのライヴのときも、大阪弁を操るおばさんが、人の迷惑省みず割り込んでたし。過去数回の大阪ライヴでは、あんまいい思い出がない。
しかし今日は、整番悪かったのに割とあっさり2列目行ってしまい、意外と楽勝だった。あれー?大阪ってこんなんでしたっけ?前回のJのとき確かあたし死にそうだったんですけど…。まぁあんときは何にも食べてなかったからなんだけど。
今回のツアーでずっとやってる新曲1の次に、何とも形容し難い新曲2をやった。多分この前のEASTでもやったのだろうナンバー。久々のCRUSH。後は、このツアー中何度か聴いた曲ばかりだった。
予想はしてたけど、やはりアンコールで「HAPPY BIRTHDAY」斉唱。それに呼応するように、JのACROSS THE NIGHT。こんなに、時間が止まればいいと思った曲も久しぶりだ。初めて、大阪をスゴイと思った。皆、必死に歌ってる。時間が止まればいい。声を張り上げてるJが、永遠に続けばいい。この時が…
てかACROSS THE NIGHTの前に、メンバー4人がシャンパン蒔き散らしたんだった。Jはおっかなびっくりだったのか、吹き出し方が足りず、あたしは思わず「しょぼいぞ!」って叫んだ。しかしその直後、スコットや藤田さんの蒔いてたシャンパンをもろに浴びて酒まみれに(笑)。くせ~(死)。とかいって「ちょうだい!!」って思いきし手のばしてたのもあたし(笑)うまかった。でも汗にまみれたシャンパンはちょっとしょっぱかった。JのMC。J「んなに沢山の人に祝ってもらったことは…」R「あるじゃん」(ぼそっ)会場「あるじゃん!」一人の男の子「今日が最高!」J「それが言いたかったんだよ!」調子いいなぁ~もぅ。
何で大阪だったんだろう?J君はそんな大阪好きにはみえないんだよね。MASA君は大阪出身らしいけど。
ぶっちゃけ、今年はたまたま誕生日がツアーに重なったからアンコールでシャンパン出したりしてたけど、大阪であることにはあんま意味なかったのかも、と思う。だって予定として組まれてた特別イベントはシャンパンだけっぽかったし。あくまでもツアーの一貫だったんだと思う。
それが、他の会場と別の、特別な日になったのは、BURN OUTが終わり、カーテンコールが済み、メンバーがステージから去った後だ。
Jコールが止まなかった。スタッフは、もう終わりだと必死に叫んでた。機材の片付けさえ始まってた。伊藤さんもひっこんだ。各地を回ってたあたしは、本日のセットリストが終わったことに気付いてた。Jは時折、不意打ちで終演のアナウンスが入った後に出てくるけど、スタッフが機材を片付け始めてから出てきたことはない。でも、数名のスタッフが拡声器で叫んでるにも関わらず、その声をかき消すほどのJコールが楽しくて仕方なくて、あたしは残って一緒にコールをかけてた。いいじゃん、誕生日だし。第一東京じゃ皆冷めてるからなかなかこんなことないし。あたしはライヴでのアツイことは大いに歓迎する性質なので、嫌いじゃないよ、こういうの。しかし、5分以上経ち、片付けが進み、いい加減もうないだろうと人が立ち去り始めた頃、例のオレンジツナギの集団(今日はオレンジじゃなかったけど)が場を占拠し始めたので、あたしも潮時かと思ってステージに背を向けた。
と、そのとき、傍にいたスタッフがトランシーバーに向かって「もう一曲やる!?」って叫んでる声が耳に入った。「え?まさか?もう一曲って何?SEのこと?」って頭の中でぐるぐる考え出したその瞬間、中央で歓声。「まさか!!」ステージを見ると、完全にお帰りルックのJ君。うわっ、出た!夢中で最前の柵にしがみついた。割り込んだけど、そんなん気にしてられっか!
完全なる予定外行動。一番慌てたのはスタッフ。ソッコーで片付け入ってたセットを組み直し。J君も、「俺は大変なことをしてしまいました。スタッフが昼間念入りに組んでくれたセットを…」あたしはこの前の秋田、スタッフが遅くまで片付けしてるのを見たばっかりで、尚更申し訳なかった。客席からも「ありがとー!」の声が響く。普通、セットリストを裏切ることはどんなアーティストでもない。奴等もプロだから、セットリストを守ってしかるべし。大きくなればなるほどそうで、BIGになればなるほど、ミュージシャンには色んな責任がかかって来て我が儘が言えなくなる。大阪最大のライヴハウスでまさか。Jを知らない現地スタッフは思っただろう。「有り得へん」。本当に、こんな無茶苦茶な兄さんでごめんなさい。きっとJは今頃また反省文だよ。でも許してほしい。奴の有り得ない行動によって、あたし達皆が幸せになるんだ。あたし達は、一見叶わなそうな夢でも、その可能性を絶対に否定しないJが好きで、彼に力をもらってるの。一般的な常識は奴には通用しないの。Jはいつでも、200%本気のあたし達をちゃんと受け止めてくれる。絶対に、裏切らない。
スタッフは急いでセッティングをした。あたしの足元で、一旦は外した柵の止め具を、慌てて指し直してた。本当に、ありがとう。貴方方がいるからあたし達は幸せを感じられる。現にあたしは、予期せぬアンコールと、久しぶりに聴いた即興Gabrielと、最前に笑顔が絶えなかった。
J君、貴方はさもそれが自分の使命であるかのようにそうするけれど、あたし達は、そういうことをちゃんとできてしまう貴方が本当に好きで、だからこそ、貴方についていこうと思えるんだよ。そしてあたしは、笑った顔が一番いいって言われるから、自分が最大限にライヴを楽しんでることが貴方に伝わるように、ライヴ中はずっと笑顔を絶やさないようにしてるよ。
J。皆、心から貴方を愛してる。HAPPY BIRTHDAY J☆貴方が35歳になったこの夜に、心から感謝します。

タグ: J live レポ

( Last-updated: 2011.02.20 23:51 )