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2005.08.29 J @ SHIBUYA-AX

J DIVE to the SUN

Date:2005.08.29

Place:SHIBUYA-AX

東京は所詮東京。地方は、熱いあたしみたいな奴が追っかけてくるから本当に息ができなくなって熱中症を起こしかねない。汗のかき方も半端じゃないし。ほんとにジーパンまでぐちゃぐちゃになるからね。東京は、人数が多い分温度にムラがある。後ろの奴等はのんびり見てるし、会場全体がオーバーヒートすることは決してない。それは仕方のないことだと思う。
しかしAXがあんなにつまんないとは思わなかった。会場はでかくなればなるほど、客の声は響きにくく、一体になるのは難しいんだな。大阪や青森で見たあの感動は一体どこ行ったんだ?

仕事終わったのが6時、きっかりに上がってダッシュで渋谷に向かったけど、AXに着いたのは多分6:30くらいだった。せっかく整番ちょっとよかったのに、と思ったけど仕方ない。こういう事態を見込んでたからこそ今年は(今年も?)地方回りまくったんだもん。入場の整理番号はもう全部呼び切ってて、急いで支度して中に入った。MASA側に行ったら、あれ?意外と空いてる?一部空きができてて、構わず3列目くらいに潜り込んだ。なんだこいつら、やる気ねーな。率直な感想。
そして恐らく定時に、SEが大きくなり客電が落ちた。今日は伊藤さんがいた。
ツアーファイナルということで、Jは始終楽しげだった、が、無理してると思ったのはあたしだけ?まーいーや。Jはそういう奴だ。
go crazy、sixteen、PYROMANIAと続いて、CRUSH COURSE。愛しのJ君は、気が触れたようにステージを飛び回り、終いには、マイクスタンドを放り投げ自分にあたり(笑)、スタンドを直しに来たスタッフに絡み付いて(というか半分首締め状態でマイクに向かわせ、自分も叫ぶように歌い)、久しぶりにあ~こいつ狂ってんなと思った。気持ちいいね、そういうのは。Jが頭おかしくなる瞬間を最近あんまり見てなかったからね。一瞬で、CRUSH COURSEが好きになった。次にI hate youときて、そしてSuicide Dream。一昨日の仙台でもやってたけど、ベースのヘッドを吹き出す炎にかざして燃やすふりをする。あ~やつぱりイカれてる。ニヤッて不適な笑い。あたしも思わずニヤニヤしてしまった。回りは一瞬引いてた。「おー」って言ってた男のコがいたけど、「おー」ってシーンじゃないだろ、と思った。そんで思った。あんなん見てニヤニヤしてるあたしも充分イカれてんな。CRUSH COURSEからSuicide DreamにかけてのJは自虐的に見えた。こいつこのまま自分のこと焼きかねないな、と思った。ついてくよ。あたしは死んでもあんたについていくよ。あー頭おかしいって何て心地いいんだろう。
NEW SONG1と2は相変わらずで、でも会場が広い分、何だか遠くに感じられた。
Twisted Dream――壊れてもいいすか?いいっすよね?だってここで壊れなきゃ、やってらんねーよ。思い切り跳ねてみたけど、回りのノリはやっぱりいまいちだった。味気ない。それでいいのか、てめーら!!
あたしはgo crazyの途中あたりで2列目に移動してた。だって前男のコだったんだもん。明らかに隙間に割り込んだが、この場合、割り込まないとあたしが動けなくなる、と思って気にしないことにした。男なんだから何とでもなるでしょ。っつーかあたしに割り込まれるようじゃライヴはやってらんないぞ。
スコットのドラムソロ、やっぱり何かノリがいまいちなんだよなぁ。もっと楽しくできるでしょー。RYUKIは内心突っ込みまくりました。こんな素敵な音楽に溢れてる空間で、どうして踊り出さずにいられよう。このツアー中、3度目に聴いたGo with the Devil。む~MASA君ノリノリだね。非常に楽しげだ。確かにMASAは、今までのJバンドにはいなかった新色だ。彼は若いしエネルギーに満ち溢れてる。でも下ネタ多すぎだから!ファンに対してはあくまでも節度を保ってるJとは対称的だと思った。だからこそJはMASAをメンバーに呼んだんだろう。
後半の曲はあんまり記憶がない。いつものようにGET READYをやったし、その後にBUT YOU SAID I'M USELESSが続いた。そこまでは、万事がいつも通りだった。そして、Jが指をナイフに見立て首を切るふりをして、あ~Champagnだと思った瞬間、「LIE-LIE-LIEーーー!!」はい?まじすか?Champagnやんないの?や、この次やんのかな。まぁいいや。と思い、とりあえずLIE-LIE-LIEで、もう何が何だか分からなくなりながら腕を振り上げてた。…ら、散々盛り上げといてJが曲を中断。メンバーに何か言ってる。そして「今皆と相談したんだけど、ここでやめてやっぱりChampagnをやる」観客は奇声。そりゃそうだ。Jのことだから、Champagnの後にいきなりLIE-LIE-LIEを再開するかもしれない、と思ったけど、結局やらなかった。Jのアホタレ。大切な曲をあんま蔑ろにしないでほしい。まぁでも、こいつはこういう奴だ。いつだって、そのときに一番合ったことをやる。じゃないと気がすまない。因みにChampagnは、「もう知らん」と思って頭振りまくった。お陰様で首が痛いです。でも壊れないと気持ちよくなれないからこれでいい。だいたい、Jがステージの上で頭振ってんのに、あたしが平静装ってるわけにはいかんでしょう。
本編はFEEL YOUR BLAZEで終わった。
アンコールの声もやっぱりいつもより揃わず、少ない。なになになに??東京ってこんなんだったっけ??皆さん、明日の為に体力温存してるんじゃないんですか?(笑)Jじゃなくたってそう言うよ。やだやだ。東京は、妙に人と人との間に距離がある。地方回るようになって、肩に腕乗せられるのも、人とぶつかるのも苦じゃなくなった。東京はよそよそしい。それでいいのか!?もっと逞しくなれ。
TOMORROW。J君はしきりにニコニコしてた。それが印象的だった。一節歌うたびに、口元が歪む。無理してない?真剣に歌ってるヴォーカリストは歌ってる最中に笑ったりしないんだよ、J君。RYUちゃんがそうであるように。まぁJの場合、ヴォーカリストである前にベーシストだからこの理論は当てはまらないかもしれないけど。でもJが笑ってるので、あたしも笑うことにした。TOMORROWだし。Jを凝視してたら、何故か今までにあったことが頭の中を駆け巡った。Jを好きになって、あたしはそんなに長くないけど、でもいろんなことあった。彼は、幾度となくあたしに力を与えてくれた。今だってそうだ。Jがいなかったら、あたしはLUNA SEAやLUNA SEAのRYUICHIを失った空虚に耐えられなかっただろうし、今だって、つまらない仕事人間になってただろう。LIVEが、あたしを支えてる。Jがいた日々は輝いてて、夢中だった。そう言うことを思い出してたら、哀しさのためじゃなく、涙が出た。笑いながら、あたしは泣いてた。
レコード会社移転の話が出た。「この夏、俺は長い間付き合っていた...」彼女と別れた!?違う違う(一人ぼけ突っ込み)「UNIVERSALを離れて、移籍することになりました」観客「えっ!!!!」みんなの声が揃った(笑)。軽くショックだった。JがUNIVERSAL MUSIC...元MCAビクターにいるのは、あたしにとってちょっとした頼みの綱だった。これで、UNIVERSALには、LUNA SEAという思い出しか残らなくなった。J曰く、新しく立ち上がったロックをやる人間には最高に居心地のいいレーベルに移籍するんだそう。Jが言うんだからそうなんだろうな。彼は、本当に、まだ芽が出たばかりの、だけど今後確実に「かっこいいもの」として世間に認められるものを見つけるのが早い。皆それを知ってるから、あたしもそれを知ってるから、Jが言うんだからそうなんだろうな、と思った。移籍、と聞くとなんとなくネガティヴなイメージを持ちがちだけれど、Jは違う。Jの言葉は、前向きにとらえられる。きっと、この夏も、色んなものと戦ってたのだろう。「よくやったね」とあたしは言いたくなった。
そして、ニューシングルとアルバムの発表。それから、クリスマスライヴーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(>▽<)キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪本日のMAXの興奮でした。
まぁどう転んでも、ライヴが好きだという結論にしか至らないよね。そんな訳で、BURN OUTは本当にBURNし、体中の痛みに耐えながら、ふらふらして帰りました。あ~明日が恐い。

タグ: J live レポ

( Last-updated: 2011.02.20 23:59 )