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2005.09.10 FAKE? @ 大阪BIG CAT

FAKE? "?"

Date:2005.09.10

Place:大阪BIG CAT

どうしようもないくらい、決裂したライヴだった。INORANはなかなか笑わなかった。それどころか、ずっとステージ袖の方を向いてた。悲しくなる。そりゃそうだろう。なかなか前を向かずに、ずっとうつむいていたよ。少なくとも、MADE WITH AIRの曲をやってる間はずっと。あぁやっぱり、これはKENのアルバムなんだ。INORANは、つまらなそうに見えた。そのせいで、あたし達は盛り上がりに欠けた。悲しいね。この曲達には未来がない。この後、INORANの代わりにギタリストが入ったとしても入らなかったとしても、INORANが作った曲を、INORANはもう弾くことがない。本当に、もうこれで終わりなんだ。もうこのステージを見ることはない。
今日決めたことがあるの。今日のライヴを見て、実感したんだよ。あたしは、INORANの抜けたFAKE?のライヴには行かない。
それは、結局INORANが好きでFAKE?を追い掛けてたんじゃん、ということではなく、あたしの大好きだったFAKE?やKENは、INORANなしには有り得ないと思ったからだ。
KENが好きだよ。本当に、本当に好きで、あたしが唯一、LUNA SEAのメンバーの5人以外に好きになった人だった。一時期は、INORANよりKENに夢中になってたくらい。でもね、何かやっぱり違うんだよ。INORANが抜けたらFAKE?のライヴはオブリのファンだらけになるだろう。あたしは違うんだ。オブリのノリや、KENの音楽性についていく自信はないよ。FAKE?の曲でも、どれがINORANかとか分かっちゃうんだよ。あたしは、KENの曲は肌に合わない。そういうことが、今日分かった。
殆どがMADE ~の曲だった。途中でLEMONTUNE、hedfuc、JUST LIKE BILLY、Praize、TASTE MAXIMUM、HERE WE GO。そしてラストはDREAM CATCHER。KENは相変わらず、狂ったように暴れ回ってた。INORANは、KENのMCに、ところどころ笑顔を見せた。何かの曲の前に、KENが「次の曲は、隣の人が作った曲なので、皆で名前を呼んでhu~って言ってください」って言ったので、皆で実践した。
JUST LIKE BILLYの前に、KENがMCで喋ってて、突然脈絡もなく「そんな訳で次の曲」って始めた瞬間、INORANが声を立ててハハハって笑った。その声が近くて、多分あたしの回りにいた数人はドキリとした。ライブの中盤からは、INORANもだんだん笑顔になってきて、ベース君とかスタッフとふざけてた。でも、KENとのからみはあんまりなかった。 何だか切ないライヴだった。この短いツアー、ずっとこれだったらあたしは悲しい。INORANは、uvのインタビューで、本気で行くって言ってたのに。KENのMCが空回りしてた。INORANが雨男だって話になって、それだけが楽しかった。けど何か食い違いを感じた。
もう、最後かもしれないんだ。大好きなHERE WE GO。Dream CatcherでのINORANのコーラスがやけに耳に残った。Jのツアーの後だったので、何だか物足りない気がした。

タグ: live レポ FAKE?

( Last-updated: 2011.02.21 00:05 )